<議事録>
○大門実紀史君 私は、日本共産党を代表して、本法案に反対、民主党提案の修正案に賛成の討論を行います。
本法案が進めようとしている決済システムの改革は、大手金融機関主導の改革を一方的に促進しようというもので、巨額のシステム開発費用を負担できない中小証券会社は淘汰されるか、あるいは大手金融機関の傘下に統合されるかであり、いずれにせよその存立を脅かされることになります。
また、国債整理基金特別会計の金利スワップ市場への投資は、デリバティブ取引そのものであり、相手方金融機関等の信用リスクを抱え込む等の問題点があり、認めることはできません。
以上の理由から、本法案に反対するものです。
なお、民主党修正案は、今指摘した金利スワップ取引を認めないとする内容であり、賛成いたします。
以上です。